さまざまながんの症状と伝え方:怒り・苛立ち
怒り・苛立ち
がんと言われたら、患者さんの心は大きなストレスを感じることでしょう。自分の置かれた状況に対して、「なぜ自分だけがこんな目にあうのか」「自分が何か悪いことでもしたのか」などの怒りや苛立ちを感じるのは自然なことです。また、身のまわりにいる医師や、家族に対しても、苛立ったご経験のある方もいらっしゃるかもしれません。怒りや苛立ちを感じたら、まずは自分がなぜ怒っているのかについて考えてみましょう。今のお気持ちを誰かに説明することは難しいかもしれませんが、病院にはあなたの心の状態をサポートするスタッフがいます。ここに記した項目をチェックして、医師や医療スタッフにぜひ思いを伝えてみてください。
記載日
1. いつから
2. 怒り・苛立ちの状態
1)どのような状態?
2)何に対して?
その他
3)どんなことで?
3. 人に話をすることで気持ちが楽になったり、気持ちを整理することができます。身近な家族や友人に気持ちを打ち明けましたか?
もし、まだ打ち明けていない場合は、家族や友人といったごく親しい人々に打ち明け、理解してもらうことは大切です。
4. 普段からやっているストレス解消方法や、過去に自分にとって役に立った対処方法は?
例)大きな声を出す(笑う、カラオケで歌うなど)。
- 参考
- 国立がん研究センター がん情報サービス「がんと心」、「あなたの心に起こること」
- 監修
- 国立がん研究センター がん対策情報センター本部 副本部長
若尾 文彦 先生 - 更新月
- 2024年12月