さまざまな症状の伝え方:不眠・眠れない
眠れない
ふとんに入ってもなかなか眠れない、夜中に何度も起きてしまうなど、多くのがん患者さんが眠れないつらさを感じているようです。しっかり眠れない状態が続くと、不安に悩まされたり、だるさが生じたりするなど、心にもからだにも負担がかかります。
痛みやかゆみといった身体的なことはもちろん、不安などの精神的なこと、騒音や照明など環境に関わることなど、眠れない原因はさまざまです。まずは、どのように眠れないのかを医師や医療スタッフに伝えてみましょう。原因に応じた適切な対処法をアドバイスしてもらえることもあります。なにより、眠れないことによる不安を医師や医療スタッフに話すだけでも、気持ちの緊張がほぐれるかもしれません。
記載日
1. いつから
2. 眠れない状態1)
3. 眠れない原因2)
1)身体的なこと
2)精神的なこと
3)生活環境のこと
4. 眠れない状態の強さ3)
過去1ヵ月間に少なくとも週3回以上経験したものは?
1)寝つきは?(ふとんに入ってから眠るまでの時間)
2)夜間、眠っている途中に目が覚めることは?
3)希望する起床時間より早く目覚めることは?
4)総睡眠時間は?
5)全体的な睡眠の質は?
6)日中の気分は?
7)日中の活動は?
8)日中の眠気は?
- 国立がん研究センター 東病院 対象疾患「不眠」
- 国立がん研究センター がん情報サービス 休養と睡眠のヒント 「不眠の原因の主なもの」
- アテネ不眠尺度(AIS):Soldatos CR, et al.: J Psychosom Res. 48(6), 555-60, 2000より改変
- 監修
- 国立がん研究センター がん対策研究所
- 更新月
- 2022年8月