※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした
内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。
内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。
からくり様のTACEに関する体験談
からくり様のTACEに関する体験談
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
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からくり様
TACE
再発が見つかりTACEを受けることに
TACE
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腹腔鏡手術から1年ちょっと経過した定期検査のCTで、再発した腫瘍が2つ見つかりました。最初の手術で完全に切除して治った、再発しない、と思っていたので、これはショックでした。でも先生から「大丈夫ですよ、ほかにもたくさん治療法がありますから」と言われ、少し安心しました。肝動脈化学塞栓療法(TACE)をすることになり、1週間ほど入院しました。TACEは、意識がある状態で足の付け根の動脈から肝臓まで管を入れ、腫瘍に抗がん剤を流し塞ぐという治療です。2つのうち1つはうまくいきましたが、もう一つは複雑な場所にあり、管が届かず様子見することとなりました。TACE自体の痛みはなく、退院後も活動制限はありませんでしたが、術直後の午後から翌日の朝まで絶対安静が必要で、お手洗いにも行けず、背中が痛くなりました。辛かったことがあるとすれば、その安静にすることくらいでしょうか。
また、安静必要時の看護視点からの支援として、ベッド上でもできる日常生活支援があります。顔を温かいタオルで拭くとか、手をお湯につけて洗う手浴、歯磨きなどでリフレッシュしつつ、生活のリズムを体が思い出すような支援をさせていただいています。またシーツや寝衣のシワを整えることも、気持ちよくお休みいただくのに役立つと思います。